2016年11月4日(土)
杉並シニアOBが激励に川越グラウンドへ来てくれました。
すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、2011年にプロ野球一軍公式戦で球審デビューし、現在もプロ野球審判員で活躍しています村山太朗さんです。
選手たちに練習球などの寄付をいただきました。
感謝申し上げます。 ありがとうございました。
以下に、村山さんの経歴並びにリーグに寄せてもらったコメントを紹介します。
★村山太朗★
杉並リトル~杉並シニア~ 日本大学鶴ケ丘高校野球部~ 日本大学卒
1998年 杉並シニア卒団
2006年 セントラルリーグ審判部入局
2009年 ジムエバンス審判学校卒業
2010年 事務局統合により現在は社団法人日本野球機構(NPB)審判部所属
みなさんこんにちは。
杉並リトルシニアOBの村山太朗と申します。現在プロ野球の審判をやっています。
小学6年生の時、同じ少年野球チームにいた先輩に誘われて杉並リトルに入り、
その後シニアに上がリキャプテンもやりました。
当時のことを振り返ってまず思い出すのは、練習がとても、いや、かなり、違う、メチャクチャきつかったことです。
同時に思い出すのは、当時みんなで電車とバスを使って通っていた川越グランドヘの行き帰りです。もちろん帰り道のほうが楽しかったですけどね。
今でも1年に1回必ず集まる当時のチームメイトとお酒を飲みながら話すことは、試合に勝った思い出でも全国大会に出た思い出でもありません。
帰りの電車でのことやきつかった練習の話、あの時お前のせいで監督に怒られて大変だったとか、親や監督コーチに内緒でやったこと、そんな話ばかりです。
野球は勝負事です。みんな勝ちたいし、勝つために努力をするのは当然ですが、でも勝負に勝つことより大切なことがたくさんあるんだと、当時のチームメイトと一緒にお酒を飲んでいる時、ふとそんなことを思います。
私がシニアで教えていただいたことは多々ありますが、最も印象に残っているのは、朝歯を磨くのと同じように、練習することを癖にしろということです。その言葉の意味を
大人になった今実感しています。これはみなさんにも伝えたいです。
大切なことは頑張ることではなく、頑張り続けることです。
10日に1回バットを100回振るより、1日10回でいいから毎日バットを振ることを心がけてください。
そしてこれを自分自身と約束してください。家族、会長や監督コーチ、友達との約束も大切ですが、何より大切なのは自分自身との約束です。
毎日これをやる、と自分自身と約束してください。
毎日100メートル前に進む必要はありません。
1日1歩、いや半歩でいいから前に進んでください。
また来年も、シーズンオフにはグランドに行きたいと思ってています。
その時みなさんと会うのを心から楽しみにしています。
私がグランドに行った時、なんだプロ野球選手じゃないのか、とがっかりしないでくださいね。
村山 太朗